ヘルプデスクは、派遣でも時給が高い傾向にあり、人気のお仕事です。
人気の事務系派遣の時給と比較してみましょう。
一般事務 | 営業事務 | 医療事務 | ヘルプデスク |
1,337円 | 1,394円 | 1,293円 | 1,744円 |
でもITのお仕事と聞くと難しそうに感じられるので、自分にヘルプデスクの適性があるのか気になりますよね。
よくある疑問
- ヘルプデスクで求められるスキルは?
- どんな人がヘルプデスクに向いている?
本記事では、実際に未経験からヘルプデスクとして働いている筆者の目線から、上記の疑問にお答えします。
ヘルプデスクの「必要なスキル」と「適正」から、自分に合った仕事なのか判断しましょう
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ヘルプデスクの仕事内容は?
まずはヘルプデスクの仕事内容について、「自分のイメージ」と「実際の仕事内容」にズレがないか確認してみましょう!
ヘルプデスクは、ユーザーからの技術的な問い合わせに対応する仕事です。
ヘルプデスクとして働く場所は、大きく2つあり、それによって仕事内容が異なります。
- 社外ヘルプデスク
ソフトやデバイスを販売している企業などに在籍し、社外ユーザーからの問い合わせを受け付ける
(コールセンターやサポートデスクが兼任することもある) - 社内ヘルプデスク
業界問わず様々な企業に在籍し、企業内の社員からの問い合わせを受け付ける
(情報システム室などの社内部署に在籍)
社外ヘルプデスクの仕事内容
社外ヘルプデスクの一般的な仕事内容は、以下の通りです。
- 問合せ受付
ユーザーからの問い合わせを受け付ける(電話、メール、チャット、対面など) - 調査
ユーザーからの問い合わせについて、問題点や解決策を調査する - エスカレーション
専門的な知識が必要な問題について、エンジニアや業者に問い合わせる - ログ管理
問い合わせ内容をデータベースに記録する
ソフトやデバイスを販売している企業などに在籍し、販売している製品を利用しているユーザーからの問い合わせを受付・回答・管理します。
販売しているソフトやデバイスについての専門知識が求められる、コールセンターのような仕事内容になります
社内ヘルプデスクの仕事内容
社外ヘルプデスクの一般的な仕事内容は、以下の通りです。
- 問合せ受付
ユーザーからの問い合わせを受け付ける(電話、メール、チャット、対面など) - 調査
ユーザーからの問い合わせについて、問題点や解決策を調査する - エスカレーション
専門的な知識が必要な問題について、エンジニアや業者に問い合わせる - ログ管理
問い合わせ内容をデータベースに記録する - 修理
パソコンやスマートフォンなど、デジタル機器の物理的な修理を行う - キッティング
パソコンやスマートフォンなど、デジタル機器の初期設定を行う - 機器の設置・配布
パソコンやモニターの設置・撤去、スマートフォンの配布などを行う
社外ヘルプデスク同様、問い合わせ対応を行いますが、在籍している企業内の社員から問い合わせを受けるという違いがあります。
また、社内で利用しているパソコンやスマートフォン、コピー機などのデジタル機器について、設置や撤去、配布・回収を行います。
あわせて、デジタル機器の故障についても、原因調査や修理、初期設定も行います。
社内で使っているソフト、デジタル機器のトラブルについて幅広く対応する仕事になります
ヘルプデスクで求められるスキルは?
ヘルプデスクの仕事をするにあたって、求められるスキルは4つあります。
- コミュニケーションスキル
- パソコンの操作スキル
- IT全般やデバイス、ソフトに関する専門的な知識
それぞれのスキルについて具体的に説明します。
コミュニケーションスキル
ヘルプデスクとして働くには、コミュニケーションスキルが必須です。
- 対ユーザー
ユーザーからの問い合わせ内容を正確に聞き取り、対処方法を分かりやすく説明する - 対エンジニア・業者
問題の状況について、エンジニアや業者に正確に伝える
ITの仕事といっても、ユーザーやエンジニアとコミュニケーションを取って、問題を解決することが、ヘルプデスクの仕事です。
問題を正確に把握できないと、解決することはできません
社外ヘルプデスクなど、消費者からの問い合わせを受ける時などは、丁寧な言葉遣いも求められます。
ヘルプデスクが未経験者でも、次のような接客業の経験があれば、スキルを活かせる可能性があります。
- コールセンター
- サポートデスク
- 受付などの窓口業務
パソコンの操作スキル
ヘルプデスクに、パソコンの操作スキルは必須です。
一言でパソコンと言っても、いくつかの種類があります。
- OS
Windows、Mac、Chrome など - デバイスの形
デスクトップ、ノート(ラップトップ)
基本的に、広く使用されているWindowsやMicrosoftのofficeソフト(Excelなど)について、一般事務レベルで使用できるとよいでしょう。
ユーザーに正確な操作を案内する必要があるため、あいまいな表現ではなく、ソフトの機能名・操作方法の伝え方を知っておく必要もあります。
「Windowsマークをクリックして、設定(歯車のマーク)をクリックしてください」など、具体的な用語を使って説明ができる必要があります。
ヘルプデスクが未経験者でも、次のような事務系の経験や資格があれば、スキルを活かせる可能性があります。
- 一般事務
- 営業事務
- MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
IT全般やデバイス、ソフトに関する専門的な知識
ヘルプデスクにおいて、一番重要なお仕事が「IT全般やデバイス、ソフトに関する専門的な知識に基づいて、ユーザーの問題を解決すること」です。
問題の状況を把握し解決するには、専門的な知識が必要になります。
IT全般やデバイス、ソフトに関する専門的な知識を身につける方法は、次の通りです。
- IT関係の資格を取得する
- 職場の先輩から実際のお仕事の中で教えてもらう
- IT関係の本を読んで勉強する
- インターネット上の記事を読んで理解する
- e-learningやスクールなどのサービスを利用して勉強する
資格を取る・取らないに関係なく、専門知識の勉強は必須です。
日頃から、分からない言葉を調べたり、先輩に聞いたりして、理解するすること重要です
IT全般の知識を身につけるには?
IT全般の知識は、OJT等の実際の仕事ではなかなか身につきません。
体系的に学び、客観的に理解できているか評価するためには、資格の取得をおすすめします。
- ITの基本用語・概念を理解する → ITパスポート
- 情報セキュリティに関する考え方、知識を理解する → 情報セキュリティマネジメント試験
- ITの基本用語・概念を理解し、実践的な活用ができる → 基本情報者試験
私はITパスポートの取得を通して、基本的な専門用語を理解して、業務に臨むことができました!
デバイス、ソフトに関する専門的な知識
デバイスやソフトに関する専門的な知識については、働く場所で何を使用しているかによって異なります。
使用しているデバイスやソフトに合わせて、必要な知識やスキルを身につけましょう。
場面別の勉強方法について、おすすめの方法を紹介します。
- すぐ操作方法を知りたい → 先輩に聞く、ネットで調べる
- 体系的に理解したい → 本を読む、e-learningやスクールを利用する
- 客観的にスキルを証明したい → 資格を取得する
特に社内ヘルプデスクの場合、社内で使っているソフト・デバイスについての知識が求められます
すべての知識を身につけるのは難しいので、分からないことを調べる力の方が求められる場合もあります
ヘルプデスクとして働くメリットは?
ヘルプデスクがは専門的な知識が必要となるため、難しそうと思われるかもしれません。
しかし、その勉強の大変さをしのぐ、「ヘルプデスクとして働くことにメリット」に注目してみましょう。
私が実際にヘルプデスクとして働いてみて感じた、「ヘルプデスクとして働くメリット」はこちらです。
- 派遣でも時給が高い
一般事務と比較して、時給が高い傾向にある - IT業界未経験でもチャレンジしやすい
接客業や事務系の経験が活かしやすい - リモートでも働ける
フルリモート・完全在宅もあり - 全国どこでも働ける
全国に案件を持っているSES企業であれば、転居しても働き続けられる - 力仕事・立ち仕事ではない
体力に自信がない人にもおすすめ - 正社員デビューも難しくない
35歳以下であれば、未経験でも正社員採用の求人は多い
接客業や事務系の経験が活かしやすい上に、派遣であっても時給が高いことがメリットです。
業界的にリモートで働ける求人も多く、全国に案件を持っているSES企業であれば、好きな場所で働くことができます。
- 派遣でも稼ぎたい!
- 転勤妻だけど、キャリアを断絶させたくない!
という方に、ヘルプデスクはおすすめの仕事です。
私は全国に案件を持っているSES企業で正社員雇用されているため、転勤妻でもキャリアを諦めずに働けています!
筆者の働き方について興味がある方はこちら👇
ヘルプデスクに向いている人・向いていない人の特徴は?
私が実際にヘルプデスクとして働いていてみて、ヘルプデスクに向いている人の特徴を紹介します。
- 人と接するのが好き
- 好奇心が旺盛
- 新しいものやトレンドは気になる
- パソコンやスマートフォンなど、デジタル機器に興味がある
- 臨機応変に対応するのが得意
- 勉強するのが苦ではない
ヘルプデスクは、分からないことや新しいものに触れる機会の多い仕事です。
好奇心旺盛で、その場の状況に合わせて対応することが得意な人は向いていると言えます。
反対に、ヘルプデスクに向いていない人の特徴は次の通りです。
- 接客業に苦手意識がある
- 興味の範囲が狭い
- 自分のペースで仕事がしたい
- パソコンやスマートフォンなど、デジタル機器に抵抗感がある
- 決まった内容を繰り返す仕事がしたい
- 勉強はなるべくしたくない
一般的な事務と違って、対応内容も仕事のペースもユーザーの問い合わせ次第です。
臨機応変な対応が苦手だったり、分からないことを調べる作業が苦手な人は、仕事のやりがいを感じにくいです。
また、パソコンやスマートフォンなど、デジタル機器に抵抗感がある場合も、ヘルプデスクに向いていないと言えるでしょう。
あてはまる項目の多さで、ヘルプデスクに向いているかどうかチェックしてみましょう!
ヘルプデスクが向いていると思ったら今すぐチャレンジ!
ヘルプデスクはIT業界の仕事ですが、接客業や事務系のスキルが活かしやすい仕事です。
ITの専門知識を勉強する必要はありますが、派遣でも時給が高い傾向にあり、全国どこでも働くチャンスが多いのも魅力的なポイントです。
接客業や事務系の仕事から、専門的なスキルを使った仕事に挑戦してみたい人に、ヘルプデスクの仕事はおすすめです!
また、35歳以下であれば、未経験でも正社員デビューが叶う仕事でもあります。
興味のある方はぜひヘルプデスクの仕事に挑戦してみましょう!
未経験からヘルプデスクへ 転勤妻でも正社員で活躍する働き方とは?👇
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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